「ラジコンカーをパソコンで制御」体験講座

経営学科教授  小松原 実

科学技術・理科教育を小中学校の段階から充実させ、興味を持ってもらうことで、将来の日本 を担う技術者、研究者を育成することが必要であると叫ばれています。 経営学科の小松原研究室では、数年にわたりこの課題に取り組んできました。そして子供たちにも 興味を持ってもらえるような楽しく、自分で参加できるような教材システムを開発しています。 そして地域の教育への貢献という面から、いろいろな形で体験講座を実施しています。

本システムを用いた体験講座では、参加者が限られた人数でかつ2日間程度のまとまった時間を 使える場合には、ものづくり教育という面も重視して、受講者自身によるラジコンカーの製作から 行うようにしている。小学生対象の場合には、親子で参加していただき、協力して製作を行います。
これまで、コントローラを接続したPCに、受講者が作成した走行データをフロッピーディスクなどに 記録して読み込ませて動かすという方法をとってきました。しかし、エディタの操作、メディアへの記録、 ファイル名の指示、メディアの読み込み、などの操作や受講者への説明が煩雑であり、 受講者が多い場合には処理に時間がかかってしまうことから、ネットワークを利用したシステムを 構築、運用した。データ入力用PCはネットワークに接続され、Webサーバーに制御データを送る。 無線コントローラが接続された制御用PCはサーバーから制御データを受け取り、 ラジコンカーを制御する。

ラジコン制御システム

ラジコン制御システム

下の写真は、いろいろな体験講座、イベントを実施したときのものです。